京都本手描き友禅

世界に誇る日本の美 京都本手書き友禅
長い年月をかけ、一流の職人達が魂を込めて作り上げた花嫁衣裳
友禅作家・秋山章さんの作品には、生涯で一度の大切な儀式である結婚式の衣装としてふさわしい、華やかさの中にも凛とした表情が漂う

色打掛

日本の花嫁を輝かせる最高級の婚礼衣装
京都で染色工芸を学び、本手描き友禅の高級婚礼衣装製造の道に入った友禅作家の秋山章さん。京都の洛北にあるアトリエから生み出される、日本の伝統と服飾文化の粋を極めた絢爛豪華な本手描き友禅。長いものは3年の時と手仕事の積み重ねが必要となる。本漆、本貝螺鈿、本金箔などを用いた独自の作風は、日本はもとより、海外でも高い評価を獲得。スポーツ界や芸能界など、各界著名人の結婚衣装も多く手がけ、その数は100組を超える。「私の仕事は図案や意匠も考え、各職人に指示を出すこと。まず、升見本と呼ばれる生地で試作を繰り返し、それから実際の生地でとりかかります。」と秋山さん

色打掛

江戸時代より受け継がれる京友禅の制作工程は、徹底した分業制度。秋山さんの作品は、熟練の職人による25もの工程を経て完成する。秋山軍団と呼ばれる職人たちは、友禅一筋30年以上といった一流の集合体だ。
「すべてが一流だからこそ、最高級の婚礼衣装ができるのです」秋山さんと職人たちが精魂を込めた衣装をまとうとき、日本の花嫁は最高に美しく輝く。

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