幣殿の中には見慣れない祭器具がたくさんありますが、それぞれに意味があります
その多くは「古記事」や「日本書紀」といった古い書物のなかの日本神話に由来しています
御神鏡
幣殿の鏡をご神体と思っている人もおおいかもしれませんが、さにあらず
ご神体は人目にふれることのない本殿の奥深くに安置されている
幣殿の御神鏡を一言で言うのは難しいが、神話によれば
「神様の誓願を表したもの」
世を治めるために天から下ることになった天孫ニニギ命に、天照(アマテラス)大御神が鏡を委ねた
その際
「この鏡を私の御魂(みたま)としてお祭りしない」
とおことばをくだされたのだ
だから御神鏡は、神様がいつもそこから人々を見守っている
という意味も考えられるかもしれません