二人の結婚はさらに大きな幸せへ
結婚という言葉の中に含まれる「結び」という言葉
これは、神道の大事な概念のひとつでもある
「ムスビとは、物を生み出す目に見えない力のこと。二つ以上のものが一つになって、何かを生み出す力のことです。それが希望へとつながる。だから結婚は二人の幸せでなく、皆のため、世のためになることなのです。世界を良くする原動力といってもいいでしょう」
婚礼の巫女舞の一つ「浦安の舞」は「天地の神のぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を」
という壮大な内容だが、これも二人の結婚が世の中の幸せにつながる考えを象徴しているよう
農民族である日本人にとって、農作は自分のみならず地域全体を潤すもの
日本では個人と公(地域、集団)の幸せは一致する
そこから共同体の祈りが生まれ、公の祈りを捧げる場として神社の祭りはある
新郎新婦二人の幸せは皆の幸せであり、それがさらに大きな幸せへとつながっていくというのは、とてお日本人らしい考え方と言えるでしょう
神社は目に見えないものの大切さを感じることのできる場所です
「神社で行われる神前結婚式を通して結びの力を感じられることと思います」